ブランディング【ナイトウォークイベント/龍隠れの里に眠る秘宝】
「芸術の里」としてのビジョンをもとに、ナイトウォークイベントのブランディングを行いました。
概要
HAKUTAIでは、女人高野・室生寺さまでの紅葉ライトアップに際して開催される、ナイトウォークイベントの企画・運営を行っています。
2016年度からスタートしたこのナイトウォークイベントは、2019年度で4回目を迎えました。
ここでは、室生周辺地域の活性を目的とした、ナイトウォークイベントのブランディングについてご紹介します。
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ビジョナリング
公共事業とアートの融合 「アートアルカディア計画」
宇陀市室生区では、地域の資源を再評価・活用し、芸術からの視点で地域の活性化を図る「むろうアートアルカディア計画」が策定されました。この計画では、新しいまちづくり、公共事業のあり方として、公共事業とアートを融合させる取り組みが進めてられてきました。
参考:室生山上公園 芸術の森 (地滑り対策とアートの融合)
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私たちは、このアートアルカディア計画の構想に賛同し、室生寺で開催するナイトウォークイベントについて、次のようなビジョンを描きました。
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・自然に恵まれた環境、多くの歴史的文化遺産に触れられる室生の地は、
訪れる人の心を穏やかにし、精神性を高める、心の故郷。
・インスピレーションを受け、クリエイティビティを豊かにする芸術の里。
・室生の地をアート活動の里へ。
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ブランディング
コンセプト
4回にわたり開催してきたナイトウォークイベント。共通するコンセプトは、【アートに触れる】こと。
ジュエリー絵画の展示や、地元の切り絵アーティストとのコラボレーション企画、ライブアートなど、さまざまなアーティストの方々と共に、イベントを開催してきました。
また、2018年度からは、ブラックライトで光るボディ―マーブルや、狐のお面のお絵描きワークショップなど、子どもたちが参加できるコンテンツを取り入れ、「子どもたちがアートに触れる機会」を創出しました。
ナイトウォークイベントを通して、室生の地を、「芸術の里」として地域ブランディング、地域活性化を図ります。
テーマ
2018年度より、室生の地に伝わる龍神伝説をテーマに掲げ、ナイトウォークイベントのブランドイメージを視覚化、統一を図りました。
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展望
従来、室生寺への来訪者は、高齢者層が中心でしたが、年齢幅を広げるため、よりエンターテイメント性の高いコンテンツを取り入れ、ファミリー層の誘客に取り組みました。
歴史的文化遺産や恵まれた自然環境のなかで、地域に根差したアートに触れることにより、子どもたちの創造性を育みます。そして、室生の地の豊かさを次の世代へと繋いでいきます。