ブランディング【宇陀市菟田野 毛皮革産業振興協議会】
毛皮革産業 ブランディング計画書を作成・発行しました。
目的
奈良県宇陀市にある菟田野(うたの)は、古事記や日本書紀に地名が出てくるほど、歴史が残る町です。
菟田野では、古くから地場産業として毛皮革産業が発達してきました。出荷高に関しては、鹿革で95%、毛皮で45%の全国シェアを誇っています。
しかしながら、高品質でありながら知名度が低いこと、人手不足による技術継承の問題、さらには「ノーファー」「ファーフリー」運動といった社会の風潮など、菟田野の毛皮革産業は、維持・発展において、さまざまな課題に直面しています。
この毛皮革産業をブランディングすることで、新たな価値を創出し、古くから継承されてきた伝統技術を守ります。そして、自然の恵み・大切な命を敬う心を育み、次世代へとその価値のバトンを渡す基盤を作ります。
※毛皮、鹿革、剥製、筆毛の4業種を毛皮革産業と呼びます。
概要
発行年
令和元年
総ページ数
96ページ
内容
1章 毛皮革業界の現状と課題
2章 事業推進プロセス
3章 マーケティング分析
4章 毛皮革商品の新たな戦略
5章 新ブランド開発5年間スケジュール など
ブランディング・プロセス
現場へ足を運び、生の声を聞き、その熱量や空気感を肌で感じ取ることを大切にしています。
ブランディング計画の立案は、ワークショップや関係者へのヒアリングからスタートします。
徹底したリサーチを元に、マーケティング分析を行ない、課題や魅力、強み・弱みを根拠だてて把握します。
コンセプト開発・商品デザイン開発・プロモーションデザイン開発・ブランド管理といった4つの車輪を連動させながら、ブランドを確立していくための新たな戦略を構築します。
この戦略の中に、自分たちが肌で感じた熱量と、これまでに培ったノウハウを落とし込み、可視化していきます。
菟田野・毛皮革産業においては、既存製品の販売戦略や新規商品の企画提案を含め、すでにあるものと、これから作り出していくものの両方に対して、総合的な視点でブランディング計画を組み立てています。
関連サービス
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