第7回 英会話講座 (2018.7.17)

訪日外国人が年々増え続ける中、日本も一人一人がグローバルな人材になることが必要とされています。

この情勢の中で、引け目を感じずに自信を持って海外の方々と接することができるようにと、奈良県にある和菓子屋さまをサポートさせていただいております。

目標


①語彙力・英語でのコミュニケーションの基礎を身に着ける

②「話せない」を「話せる!」の自信に変えること

③実践の場で活かす

【英会話】の講座と【接客英語】の講座、各月1回(2時間)全12回のコースです。

各講座での様子をこのページでご報告させていただければと存じます。

実施日時

2018.7. 17Tuesday(第7回/12回)



講座内容


  • Today’s phrase “How about…? ”「~はどうですか?」

例)How about going for lunch tomorrow?”

何かを提案する時や誘うときに使える”How about~?”

例文のように、How aboutの後ろには名詞、もしくは動名詞(-ing)を置きます。

相手の様子や意見を聞く時には”How about you?”と聞くことができます。

  • Today’s topic チェックイン

5月のレッスンで空港での入国審査、6月は空港から街、そして宿泊先のホテルに移動してきました。今月はホテルでチェックイン、フロントでの要望、内線、チェックアウトまでの練習です。

ホテル側・観光客側の一部のフレーズをご紹介いたします。

ーチェックインー

・「こんにちは。チェックインをしたいのですが。」

“Hello, I’d like to check in, please?”

・「パスポートコピーを取らせていただいてもよろしいでしょうか?」

“May I make a copy of your passport, please?”

・「もちろんです。どうぞ。」

“Sure. Here you are.”

ーフロントでの要望ー

「禁煙の部屋にしていただけますか?」

“Could you find me a non-smoking room, please?”

どちらかの手違いで喫煙部屋で予約されている場合もあります。そんな時は”Could you find me~, please?”で聞いてみましょう。

内線にてー

・「アイロンとアイロン台はありますか?」

“Do you have an iron and ironing board?”

「〇〇はありますか?」は”Do you have~?”で聞くことができます。

またironの発音は「アイロン」ではなく、[áiərn](アイァン)となります。ハリウッド映画のとある戦隊モノの題名を思い出していただければと思います。

ーチェックアウトー

・「この額は何の料金ですか?」

“What is this amount for?”

心当たりのない料金が請求明細に記載されている場合は’amount(額)’や’charge(料金)’を使って聞いてみましょう。

・「3時まで荷物を保管していただけますか?」

”Could you keep my baggage until 3 pm?”

チェックアウトしてからどこかに出かける時のフレーズですね。預かってもらう時ってなんて言うんだろう?と思うかもしれません。’keep’を使って聞いてみましょう。

ホテル側役・観光客役に分かれてのロールプレイングの風景です。何度もフレーズを読み、体を動かすことで実際の旅行や出張時のチェックインに備えます。

ーホテルでの英会話ポイントー

〇何かをお願いする時は”Could you (v)~, please?”
〇「~したいのですが」は”I’d like to (v)~.”
〇「~はありますか?」は”Do you have~?”

*(v)=動詞
上記の基本をおさえておくと、様々なパターンで応用できます!

文章の組み立てが分からず単語を並べてしまいがちになりますが、上記の”Could you~, please?”に動作の動詞をあてはめると、丁寧な印象を相手に与えながら話すことができます。

check in, check out, change, find, helpなど使いそうな単語を予め調べておき、事前練習しておくとスムーズなやりとりに繋がるかと思います。

またパスポートコピーは必ず必要になるので、フロントに着いたら準備しておくといいでしょう。

この数カ月のレッスンで、旅行に関するフレーズをご紹介してきました。
ここで旅行を充実させるためのプチ情報です。

〇宿泊先のフロントや出先のレストランで現地のオススメスポットを聞く。
もちろん下調べで行き先を決めるのも素晴らしいですが、せっかくなので現地の生の声も聞いてみましょう。ネットでは見つけられない穴場スポットなど、貴重な情報を教えてくれるかもしれません。親切にメモに書いてくれる方もいます。

〇チップは気持ち。
今の日本にはチップ制度は馴染みがないため戸惑う方も多いと思いますが、ホテルやレストランでのチップは必須ではありません。しかしチップ文化が根付く国も多いです。事前に渡航先のチップ情報を調べ、お礼の気持ちとしてホテルの部屋に置いておいたり勘定書に添えておくといいでしょう。

楽しい旅行ですが、街中では・・・

〇防犯対策は入念に!
日本ほど安全な国はないといっても過言ではありません。先進国でも盗難はよくあります。実際に遭遇した内容は・・・とある地下鉄。スーツケース片手に改札口を通る際、ポシェットに違和感を感じ後ろを振り返ると鞄全開!犯人は地上で見かけた人。幸い通行人の方が防止してくださいました。他にもバス乗車時、外で並んでいる人に力強く鞄を握られ、なかなか離してくれませんでした。バス発車時まで鞄を握りしめ睨み合いの戦いが続きましたが、なんとか逃れました。他にも子供に話しかけられている隙にポケットに入れた携帯を取られる・・・なども耳にします。くれぐれも鞄は前。電車で居眠りも出来れば避けたいですね。地下鉄での居眠りをしていて起きたらパスポートがなくなっていた・・・という災難も聞きます。

しかし、一番は楽しむことです!

ショッピング通りの大通りなど、街中で演奏をしていたら是非立ち止まって聴いてみてください。他の言語で聴く音楽、現地の音色をその場で堪能するのもいいですね。自由に弾けるピアノが駅構内に置かれている国もあります。せっかくの旅行なので開放的になって、聴いたり弾いたりと楽しんでみてはいかがでしょうか。

成果


単語テストの後に、テストに出た単語で作る『一文作文』やToday’s phraseを応用した作文の時間を設けております。SVO(主語、動詞、目的語)のシンプルな文章に、「どこで、だれと」など、具体的な内容を付け加えた文章の作成になってきました。スタッフさまそれぞれの日常がユニークで笑いが起こる場面も多々あり、和気あいあいとした雰囲気でした。

英作のコツは、「誰がどうする」を基本に組み立てると文章を組み立てやすいです。日本語から英訳する時に日本語に惑わされてしまいますが、誰が(S)、どうする(V)、(何を(O))の順で考える訓練をすると、自然とこの順番が身に付きます。

例)I had breakfast.

私は食べました→何を→朝食を

このあとに補足説明として、in the garden this morning など場所や時を表す補足説明を述べると文を充実させることができます。

英語という言語が、何の情報を優先的に述べる必要があるのかということがわかりますね。

課題


文法に焦点をおいた講座内容ではないので、文法でつまづいてしまう場面がありますが、

場面場面で文法と紐づけてニュアンスをお伝えするなど、少しでも日々に役立つサポートをしてまいります。

次回の戦略・展望


次回は道案内編をします。こちらは日本で海外からの方々へ案内する際、ご自身の出張・ご旅行どちらにも役立つ内容となります。「これまでは身振りでぶりで乗り切っていた!」をより明確な道案内につなげられるように様々なパターンで実践練習をしたいと思います。