第10回 接客英語講座 (2018.10.11)

訪日外国人が年々増え続ける中、日本も一人一人がグローバルな人材になることが必要とされています。

この情勢の中で、引け目を感じずに自信を持って海外の方々と接することができるようにと、奈良県にある和菓子屋さまをサポートさせていただいております。

目標


①英語での接客フレーズを習得する

②「伝えられない」を「伝えられる!」の自信に変える

③日々の接客で実践し、より多くの海外からのお客様にお店の魅力を発信する

【英会話】の講座と【接客英語】の講座、各月1回(2時間)全12回のコースです。

各講座での様子をこのページでご報告させていただければと存じます。

実施日時

2018.10.11 Thursday(第10回/12回)



講座内容


①10分英会話(ウォーミングアップ)

②商品説明の練習

③質問用紙 回答の共有→練習


3ヶ月に1回スタッフ様に質問用紙をお配りし、

①「これって英語で何て言うの?」

②「最近英語接客で困った事」を記入していただいています。

ご質問の一部をこちらでも共有させていただきます。

①「これって英語で何て言うの?」

飲食編

「お会計は後払いでお願いいたします。」

“You can pay later.”

「食券制ではなく、テーブル注文制です。」

“We don’t use a meal ticket system but a table order system.”

後払いに戸惑うお客様も時折いらっしゃるそうです。また、「食券制?」と聞かれる事もしばしばあるそうなので、上記のフレーズをお伝えすれば、ご安心してお席につかれるかと思います。

次は料理を残していらっしゃる時に感想を聞いてみる時のフレーズです。

「この料理はいかがでしたか?」

“How did you like this dish?”

「お口に合いましたか?」

“Did it (the dish / the food) suit your taste?”

日本では謙遜して比較的「美味しい」と言ってしまう文化がありますが、正直に感想を言う国も多くあります。納豆は苦手とよく聞きますが、「お寿司の海苔の匂いが苦手」などの感想を聞いたこともあります。日本人には馴染みがあっても、やはり慣れない日本の食材もたくさんあるかと思います。時には思い切って感想を聞いてみるのもコミュニケーションの一つになりますね。

お茶をお注ぎする時のフレーズです。

「お茶のお代わりはいかがですか?」

“Would you like some more tea?”

このsomeは、不特定の量でいくぶんかというニュアンスで使われます。

それにmore(追加の)を付け加え、「お代わり」となります。

「〜はいかがですか?」とお聞きする時は、“Would you like ~?”で聞いてみましょう。

物販編

飲食でお召し上がりになられたものを自宅でも食べたいと購入されるお客様にお伝えする時の場面です。

「飲食で召し上がっていただくものと、物販の商品は全く同じ味ではありません。飲食でお出しするものは作りたてだからです。」

“The tastes you eat here and you buy are not exactly the same because what we serve here is freshly made.”

「これらのパッケージは異なりますが、素材は同じです。」

“These packages are different but the ingredient is the same.”

このingredientは素材、原材料を指します。初めは発音に苦戦されていましたが、何度も練習をし、最後は皆さん発音できるようになっていました。

発音→[ingríːdiənt]

「○○駅への行き方を教えてください。」

道案内は接客以外の場面でも出くわす場面が多いですよね。

道案内に関するフレーズをいくつかご紹介します。「“Go straight”、“Turn right”としか言えない!」大丈夫です。少し語彙を付け加えて苦手な道案内を是非ここで克服してしまいましょう^^

「その信号を右へ曲がってください。」

“Turn right at the traffic light.”

「次の角を左へ曲がってください。」

“Turn left at the next corner.”

曲がるポイントをお伝えする時はこの前置詞“at”+信号・角などを付け足すことで正確にお伝えできます。

他には、

「橋の下をくぐってください。」

“Go under the bridge.”

「橋を超えてください。」

“Go over the bridge.”

その他目的地の場所を伝える表現として、

「駅の近くにあるよ。」

“It’s near the station.”

「それはこの道の終わりにあるよ。」

“It’s at the end of this street.”

“It’s next to ○○.”

「○○の隣にあるよ。」

など、近くに見える目印となる場所をお伝えするとわかりやすいですね。

②「最近英語接客で困った事」

「日本人のお客様と海外のお客様の見分けがつかず、日本語メニューか英語メニューどちらをお渡しするか迷う事があります。失礼にならないように日本語メニューをお渡しして海外の方だった事もあります。」

といったお声がありました。

まずは日本語で話しかけてみた時の反応で判断するのがよいかと思います。

他のスタッフさまがどのようにご対応されているのかお伺いすると、やはり日本語で話しかけていらっしゃるとのことです。

中には日本語が流暢な海外のお客様もいらっしゃるので、見た目で判断することは避け、日本語で話しかけるスタンスは大切にしたいですね。勉強してきた日本語を使ってお店の人と通じ合えるのは嬉しいですもんね。

実際に、スタッフさまが「日本語お上手ですね。これだけお話しされるとどこに行っても困らないと思いますよ。」とお声掛けされると、「日本では間違っていたら親切に教えてくれるし、実践の場として日本語を練習しやすい国です。」とおっしゃっていたそうです。

成果


このスタッフさまのように、まずは「発してみる」ことは言語習得において非常に重要です。間違っていたらその時に覚え直す、でいいんです。会話の一歩を踏み出す勇気は次第に自信へとつながります。

課題


日本語から英語の文章を作る時、日本語をそのまま直訳し、つまづいてしまう場面をお見かけすることがあります。ポイントは、「シンプルな英語にする」ことです。日本語を少し噛み砕いて自分の言葉で英語に置き換える訓練をすると、「伝える」機会を増やすことができます。

次回の戦略・展望


次回は万が一トラブルが起こってしまった時の対処フレーズを練習する予定です。トラブル時に英語で対応する事が億劫になってしまわないように、少しでもフレーズを身につけて臨機応変な対応ができるサポートをさせていただきたいと思います。