UMEDA NEW URBANISM 2022

概要

建築家である星田逸郎氏(星田逸郎空間都市研究所) が携わっておられるWALKABLE UMEDAにおいて、ブランディングとWEB・グラフィックデザインを担当いたしました。

実施目的

梅田都市の未来の新しいあり方を創造し、挑戦していくという星田逸郎氏が掲げるUMEDA NEW URBANISMの考え方をより多くの人へ届け、梅田の活性化を目指す。

実施場所

コンセプト

生活が豊かになり、人々は自立した生活が可能となる一方、日々との調和や協力をせずとも、求めるものを手に入れることができるようになっており、人々との調和を図らずとも、自らの欲望を満たすことが容易にもなっています。そして、その欲望を満たす都市は収益化の構造を進化させ、それを求める人で経済活動が循環され、繁栄していることは確かです。これは、商業都市を極めたに過ぎず、多くの都市はその構造が中心となっています。

しかし、これからはどうなるのでしょう。それを超える先進都市を私たちは、創造することを望んでいるのではないでしょうか。そして、現代都市に警鐘を鳴らすこともまた、未来を創造する都市の重要な役割であると私たちは考えています。

本来の活気ある都市とは、どういうものだったでしょう。まちの活力の源泉は、人々の活力ではないでしょうか。人々の溌剌とした輝きは、解放された場に宿り、そこに人が集まる。都市の役割は収益化だけではなく、人間本来の豊かさを醸成する場ではないのでしょうか。その中でも、自由で解放された場に必要な秩序を、まちづくりとしてどのように整え、また、その秩序が人々の自由な動きをおさえつけぬよう精査し、街を盛り上げることができるのかと考えました。

デザイン

人々が今までにない新都市梅田にワクワクするような、ひと目で見て楽しさ、明るさが伝わるデザインを意識し、5つのテーマをもとに、デザインを製作しました。

5つのエリアの形状:うめきたエリア、阪急大阪梅田駅・茶屋町エリア、JR大阪駅エリア、西梅田エリア、JR大阪駅南エリア
日本要素:江戸的なものを象徴する、日本画としての和雲、招くを意味する
手が届きそうで届かない未来感:宇宙、月
人間の自発的触発のエネルギー:人類(多様な人々)の進化と調和
多様性:カラー展開

制作物

パンフレット、ベンチユニット、仮設ブース、検証行為看板・案内板、垂れ幕、WEBサイト、Instagram

カラー展開

現代の若者が興味を持つCITY POPなカラー展開を行い、さらに懐かしさのあるざらつきグラデーションを表現しました。

WEBサイトは上記から。

Instagram

@umeda_new_urbanism

プロジェクトを通して

百代ではたくさんのまちづくりに携わらせていただいておりますが、梅田のような大都市の未来について考える機会は非常に貴重な機会になりました。

人が雑多に交差し、誰しもが目の前のことに集中している町で、人々の交流が生まれる瞬間はどういった時なのか。交流を持続するには私たちに何ができるのか。

人と人との繋がりは、第三者が意図するものよりも、自然発生的に生じるものだと考えています。百代では、そういった繋がりが生じる空間、仕組みを作り、より良い社会に貢献できる会社でありたいと考えています。