岸和田高校での取り組みについて

概要

産官学連携プロジェクトの一環で岸和田高校の授業をお手伝いしています。

岸和田高校は文部科学省からスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定されています。スーパーサイエンスハイスクール(SSH)とは高等学校等において、先進的な理数教育を実施するとともに、大学などと共同研究や国際性を養うための取り組みなどを行います。

現在取り組んでいるのは、生徒がテーマを一つ決め、それについて研究を進めていく授業です。生徒は1年掛けて、大学の先生や企業の方からアドバイスをもらいながら自身のテーマを深掘りし、研究してわかったことなどをまとめ、最後に論文を発表します。私たちは、生徒が研究をスムーズに行えるよう、進め方やまとめ方などをサポートしています。

実施目的

まちづくりの事業をする中で、まちを形成する人の大切さをこれまで何度も実感してきました。まちの人材を育てることは、まち・地域の活力を育てることに役立ちます。

そのため、まちを育てることを目指して「自分たちで考えて自ら活動できる人を増やす」ために教育事業に取り組んでいます。

大事にしていること

学生さんたちの実践的な学びの機会となること

結果だけではなく、プロセスを悩んだり失敗したりしながら体験してもらうことを大事にしています。社会人になると求められることは「結果」ですが、「結果を出すこと」よりも「プロセスを体験すること」が重要な時期があります。

そのため、私たちはあくまでサポート役で、学生さんたち自身で考える時間を大事にしながら進めています。また、自分の意見をきちんと伝える訓練にもなるよう意識しています。普段、先生以外で大人と話す機会がそう多くない中で、この授業では、たくさんの大人と話す機会があります。このような場でコミュニケーションを取ることの大切さを学生さんたちに伝えるよう心がけています。