クライエント 奈良県宇陀市
概要/実施目的
室生地域観光の活性化のため観光看板を作成しました。統一された龍神伝説のエリア戦略も含めたブランディング・デザイン。
室生の歴史やパワースポットなどの題材をもとに室生地域の統一したイメージ戦略とより深く魅力的な情報の訴求を行い、観光PR力を向上させることを目的としています。
コンセプト
室生寺はその歴史と建造物の神秘性もさることながら、周辺地域も含めて、龍神との繋がりが深いのも、大きな魅力です。
その龍との繋がりをより表現することをコンセプトとしました。
室生寺と周辺地域は、静かにせせらぐ川と澄んだ空気をつくりだす木々に囲まれており、龍の気配を一層感じさせます。
その様子を表せるよう、コンセプトカラーは深い藍色に選定いたしました。
この色は、北斎をはじめとした浮世絵作品で多用されていることから、和の雰囲気も取り入れられ、長い歴史を培う室生寺への親和にも役立ちました。
制作物
看板3種
気をつけた点
大型看板の制作においては、文字の大きさや画像の解像度などは、特に入念に確認を行いました。中には横幅の直径が2m近くのものもあります。
大型サイズの看板になった時の、見え方を意識し、インパクトや見やすさの試行を繰り返して誕生しました。室生地域の人々の意見も広く取り入れ、共同作業により看板制作を行なっています。
プロジェクトを通して
本プロジェクトでは室生地域の各所にある龍神伝説をモチーフとして統一されたブランドデザインを意識しました。地域特有の観光価値に貢献できる看板になることを願っております。