納島BOOK No.2

クライエント 長崎県五島列島小値賀島 納島

概要

納島のPRのため作成した納島BOOK Vol.1に続き、Vol.2を作成いたしました。

納島の宿泊施設、NOUSHIMA HOUSEの改修をスタートさせ、そこでいただいたご縁やサポートがあり、新たなストーリーが始まろうとしています。

今回は私たちの活動の背景にあったストーリーを通して見える「納島」をお伝えしています。

実施目的

創刊号では納島の文化や風土を後世に残すため、納島の様々な情報を総括的に掲載しましたが、今回は民泊の整備が進み、受け入れ体制が整ってきたことを踏まえ、来訪、滞在、定住を考えられている方をメインターゲットとして作成し、その方々に、より納島のことを知ってもらうことを目的としています。

コンセプト

《空き家改修の背景にあったものがたり》

空き家であったNOUSHIMA HOUSEの改修を通じて、私たち自身とても多くの学びがあり、さらに、たくさんの方達の協力の元、NOUSHIMA HOUSEを完成させることができました。

それらを記録し、きちんと伝えることで、納島の魅力を多角的に知ってもらうことを大事にしました。

目次

  1. 納島を知る
    • 歴史・風土
    • キリストの歴史
    • 納島の家
  2. 納島の豊かさ
    • NOUSHIMA
    • 幻のピーナッツものがたり
  3. 納島ハウス
  4. 納島図鑑
  5. わたしたちの研究

おわりに

納島で感じる心情や体感を伝える

納島の豊かさページでは、余白を十分に使い、写真と情景が浮かぶ言葉でリズムよく、納島の風景を紹介しています。

納島では、同じ景色でもその瞬間瞬間で感じられることも見え方も異なるため、その雰囲気を伝えるため、写真や文章、レイアウトを工夫しました。

滞在や定住を考えている方が、島で過ごすことをイメージしやすいような内容を意識しました。

完成までのプロセスを掲載する

あるご家族が暮らしていたお家を譲り受け、改修作業を進めていきましたが、シロアリがいたり、屋根裏から大量の藁(わら)が出てきたりと、大変な作業もたくさんありました。

しかし、家の伝統的な作りから先人の知恵を学んだり、住んでいたご家族の日常の痕跡があったりと、楽しい発見もたくさんありました。

改修作業を進められたのも、家を譲っていただいたご家族や、島大工さんのご協力があってこそです。

これからNOUSHIMA HOUSEに泊まっていただく方にも完成までのプロセスを知っていただくことで、私たちの想いをより感じてもらえるのではと考えています。

私たちの研究ページを設ける

巻末にNOUSHIMA HOUSE改修を経て得た、学びや気づき、納島の方が大事にされている思いなどを掲載した「私たちの研究ページ」を設けました。

きちんと言葉にして記録することで、納島の暮らしや歴史を島外の方に伝えるだけでなく、島民の方たちも改めて、島の魅力に気付かされるような一冊になればとても嬉しいです。

納島BOOK No.2はNo.1と同様に、納島の宿泊施設や小値賀町の港、
百代の事務所にて販売しております。

ぜひお手にとってみてください。