クライエント 奈良文化財研究所
概要
文化庁の前身である文化財保護委員会の附属機関であり、文化財を総合的に研究するための機関である奈良文化財研究所様のパンフレット制作のご依頼をいただきました。奈良文化財研究所で使用する「X線CT」という機械を紹介するパンフレットです。
目指すゴール
「X線CT」をより多くの方に知ってもらい、活用率を増やすだけでなく、これをきっかけに奈良文化財研究所を市民の方にもっと開かれた場所にしていくことを目標としています。
コンセプト
未知の世界への誘い
「X線CT」をわかりやすく伝えるだけでなく、ワクワク・ドキドキしながらみてもらえるパンフレットを目指しました。「未知の世界」は知らないものに触れるワクワク感もありますが、知らないが故の怖さもあります。その不思議な世界観を表現しました。
制作物
X線CTの紹介パンフレット
デザインだけでなく、ページ構成や編集も百代で行いました。どんなページ構成だと伝わりやすいか、デザインチームで話し合いながら、提案ベースで進めていきました。
ターゲット
・CTについて詳しく知らない人
・CTに興味自体はある、理解したいと思っている人
工夫した点
・わかりやすく伝えること
・ワクワク、ドキドキする世界観を表現すること
カラー展開
見たことがない世界をワクワクして見てもらえるように、彩度の高いオレンジや青、緑やピンクなどを使い、カラフルに仕上げています。写真もダブルトーンで展開することで、コラージュでありながら見やすいように、統一感を意識しています。
プロジェクトを通して
私たちはご依頼いただいた内容に対して、どのような企画や表現がふさわしいか、目的を達成するためのプロセスについてとことん向き合って進めています。
今回の「X線CT」のような専門的な分野であっても、それがどういうものなのか、より多くの人に知ってもらうにはどう伝えるべきかを考えることにしっかりと時間を割き、十分に理解するため、現地に足を運び、先方との対話を大事にしています。
今後もこのような姿勢を大事にしながら、様々な分野からいただくご依頼に取り組んでいきたいと考えております。