クライエント 宇陀市立病院
概要
宇陀市立病院ホームページをリニューアルしました。宇陀市立病院は奈良県宇陀市にある市立病院で、約20もの診療科があり、多くの利用者、そして市民のくらしを支えています。
目指すゴール
宇陀市立病院の魅力を届け、市民に愛される地域を支える病院としてのプロモーションをすることで、まち全体の活性化を目指す。
コンセプト
サイト全体の構成や雰囲気の方向性を定めていく中で、宇陀市立病院のサイトのあり方を改めて考えました。利用者が使いやすいWebサイトにする先にどんな景色が広がって欲しいのか、議論を重ねました。市民にとって使いやすいWebサイトにすることで必要な時に必要な医療が受けられて、健康で豊かに過ごすことができ、結果としてまちの活性化、まちづくりにつながると考えました。
まちづくりの視点をもってサイト制作に取り組む
宇陀市立病院は、地域医療をささえる地域包括ケアシステムにおいて、大きな役割を担っています。地域包括ケアシステムとは、患者様の在宅復帰を目指して、専門家が協力し、院内・院外が連携してサポートするシステムです。
このシステムとまちづくりの考え方は非常に親和性が高いと私たちは考えました。まちづくりは根本的に「地域の人々を大切にし、愛される」という考え方があります。双方に共通する市民中心の考え方を基軸につくることで、地域全体につながることを目指しました。またその上で、社会的包摂(誰一人取り残さずサポートする)、自己実現機会の平等化(自分らしく生きる機会を誰にでも)といった社会的公正を大事にしながら構成を考えました。
市民・利用者とのコミュニケーションをより図れるWEBサイトにする
コンテンツにエンターテイメント性を少し加えたり、医療関連の情報発信といったWEBサイト独自のコンテンツなどをつくることで、事務的な情報だけでなく、病院で働く人や病院の理念についてより伝わりやすい内容を追加しました。医療サービスの存在を知ってもらい、利用・活用してもらう機会を増やすことで、市民の豊かな暮らしに繋げることを目指します。
制作物
宇陀市立病院ホームページ
ターゲット
宇陀市民の方はもちろん、市外の方々にとっても利用しやすいホームページを目指しました。
工夫した点
市民に寄り添った医療提供を目指す宇陀市立病院さんの姿を伝えるため、トップページの構成には特にこだわりました。利用者が必要な情報にたどりつきやすくするためにボタンを設けて、直感的に操作しやすいように工夫しました。さらに、地域密着型で「地域の中核病院」であることを印象付けるため、地域包括ケアシステムのコンテンツページを目につきやすいところに配置しています。また、安心で明るい印象にするため、やわらかい印象の色味や形を使用しています。
わかりやすさだけでなく、利用者とのコミュニケーションという点においては、働く人の姿が見えるよう院内の様子の写真を多用たり、「病院が取り組む活動」や「コラム」などのより詳しく病院のことを知ることができるコンテンツを追加しました。
プロジェクトを通して
今回のサイト制作では、病院の機能や特徴をしっかり伝えることに加え、職員のみなさまと患者さんのつながりも意識しました。
入院や通院されている方にとって、お医者さんや看護師さんの存在は大きな支えになります。宇陀市立病院を利用している方々も、地域の医療サービスはもちろんですが、職員のみなさまに、心も支えられていると思います。そういった部分も、サイトを通じて、利用者の方に発信・表現できれば良いなと思い開発に臨みました。