長崎・五島列島に古くから伝わる郷土菓子「かんころ餅」。
さつまいものやさしい甘さと、素朴な味わいが特徴です。
納島でも冬になると各家庭でかんころ餅づくりが行われ、島の暮らしの中に季節の営みとして根づいてきました。
かんころ餅に使われる「かんころ」とは、さつまいもを薄くスライスし、大鍋で茹でたあと、数日かけて天日干しにしたもの。
このかんころと餅米に、すりおろした生姜や胡麻、砂糖を加えて撹拌し、ペースト状にしたものを「海鼠(なまこ)型」と呼ばれる独特の形に成形して、かんころ餅が完成します。

砂糖の量が最低でも1kg、多い家庭では1.5kgほど入れることもあり、それぞれの家ごとの味が生まれます。
納島で作られるかんころ餅は、すべて親族や大切な人へ贈るためのもの。
売るためではなく、「元気でいてほしい」「また会おうね」という気持ちをかたちにするためにつくられています。
HAKUTAIスタッフは、納島に根づく食文化を大切にしながら、未来へとつないでいきたいと考えています。


