生活をするうえで欠かせない「ごみ」との付き合い方。
納島では、月に一度のごみ収集日が設けられています。
「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」「缶・ビン・ペットボトル」は港にあるごみ置き場にいつでも出すことができますが、生ゴミは夏場の高温により生ゴミがすぐに腐ってしまうため、別の方法で処理しています。

かつては各家庭でコンポストを使って肥料として再利用するのが一般的でしたが、現在では島全体で共有する専用のコンポストが整備されています。
コンポストとは、深く掘った地面の中に設置されたボックスに生ゴミを投入することで、土の中にいる微生物の力を借りて時間をかけて分解し、やがて土に還るという自然の循環に基づいた仕組みです。
納島では、バイオトイレにもこの仕組みが活用されています。詳しくはこちらの記事をご覧ください。「バイオトイレができるまで~きっかけ~」
島民の皆さんや観光客の方が協力して、島全体のゴミを減らす工夫をする
こうした取り組みは納島に限らず、小値賀本土や周辺の離島にも広がっています。
ただごみを処理するのではなく、自然と共生する暮らしの知恵が納島にはあるのです。
日々の暮らしの中で環境への配慮が根づいた納島で、HAKUTAIスタッフはこれからも地域の皆さんと共に、豊かな自然と文化を次の世代へとつないでいきたいと考えています。
