「バイオトイレ」をご存知でしょうか?
バイオトイレとは、微生物の働きを利用して排泄物を分解・処理するトイレのことです。水を使わない、あるいは少量で済むため、環境負荷を低減できるというメリットがあります。
以前の納島には安心して利用できるトイレがなく、観光客が不便な思いをしていました。
この状況を打破するため、バイオトイレに着目したのです。
バイオトイレの最大の魅力は、排泄物を「自然に還すことができる」こと。
水が不要なため、水道管が張り巡らされていない納島には最適だと考えました。
限られた資源を有効活用する納島の文化にも合っているのでは
納島でもバイオトイレを作ることができれば、島民の生活をより良くできるのでは
「昔はこんなんやったもんな」
「あったら助かる。みんなで金比羅さん(ピクニック)もできるね。」(当時はトイレがなかったため、男女別れてピクニックを行っていました)
「災害時にもこれは役立つもんね。いいと思う」
島民にとって、バイオトイレは昔ながらの生活を思い出す懐かしいものであり、同時に利便性や防災面でのメリットも理解していただけました。
HAKUTAIでは、島民にとって馴染み深い昔ながらの面影を残したバイオトイレを設置することで豊かな自然環境に少しでも貢献できればと、現地スタッフがバイオトイレの設置に取り組みました。
